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1992 年度 実績報告書

迅速・精密粉砕試験法の確立と高純度鉱物数十種の粉砕性測定への適用

研究課題

研究課題/領域番号 03555138
研究機関早稲田大学

研究代表者

原田 種臣  早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063337)

研究分担者 大和田 秀二  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (60169084)
大塚 良平  早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063204)
キーワード粉砕試験法 / 迅速粉砕試験法 / 精密粉砕試験法 / 高純度鉱物試料 / 粉砕仕事指数 / ハードグローブ指数
研究概要

1.平成3年度にJIS粉砕仕事指数(Wi)を測定した石膏・ガラス・炭化珪素・石灰石・黄鉄鉱の5試料について、JISハードグローブ指数(HGI)を測定し、両JIS法の測定値と当該迅速・精密試験法で求めた粉砕性指数(a)との相関性を対比・検討した。その結果、Wiとaの相関係数は-0.80、HGIとaの相関係数は0.93となり、後者の相関性が一段と高いことが判明した。そこで本研究の今後の方向を、次のように定めた。なお、それぞれの方法で粉砕性指数測定に必要な粒度調整ずみ試料量は、Wiが約10kg、HGIが50g、aが5gである。(1)高純度鉱物47種にガラス・炭化珪素・フェロシリコンを加えた50種をaの測定対象とする。(2)量的に見てHGIの測定も可能な28試料についてそれを測定し、aとHGIとの関係式を作定する。(3)前記計算式で求まった50試料のHGIから、F.C.Bondが作定した式を用いてWiを算出し、50試料測定値の工業的利用の範囲を広める。(4)鉱物の粉砕性の要因について考察する。
2.28試料のHGIの測定結果は次のようである。石膏117、重晶石121、輝安鉱126、鉄閃亜鉛鉱94、自然硫黄143、蛍石88、菱マンガン鉱81、黄銅鉱94、滑石115、菱苦土石68、閃亜鉛鉱88、氷晶石132、石灰石45、方解石92、赤鉄鉱61、あられ石60、黄鉄鉱64、曹長石47、微斜長石56、石英42、輝水鉛鉱44、ビールビンガラス43、藍晶石54、尖晶石32、鋼玉35、炭化珪素28、苦土かんらん石35、フェロシリコン28。これらの試料については、aの測定も完了した。その結果aとHGIの関係式を下記のように作定し、HGI未知の試料でもaを測ることにより、HGIを知ることができるようにした。
HGI=41.07×a^<0.56>

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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