| 研究分担者 |
小林 紘二郎 大阪大学, 工学部, 教授 (70026277)
新宮 秀夫 京都大学, 工学部, 教授 (20026024)
水谷 宇一郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (00072679)
南雲 道彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40208062)
隅山 兼治 東北大学, 金属材料研究所, 助教授 (70101243)
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| 研究概要 |
1.超清浄ロッド・ミル装置の設計,製作ならびに性能試験
下記の性能を満たすロッド・ミル装置を設計・製作し,初期の目標通りの運転が可能であることが確められた。
(1)試料はone chargeで少くとも鉄換算で100grをミリングできる。
(2)ミリング温度は100〜600K。
(3)ミリング零囲気は1-5気圧の清浄アルゴンガス。
(4)窒素あるいは水素ガス・フロ-の下でミリングが可能である。
(5)ロッド・ミル回転速度は最高300rpmまで可能であり,連続して,1000時間以上運転できる。
(6)バックグラウンド到達真空度は10^<-7>torr以上。
2.超清浄ロッド・ミル装置によるTa-Al系アモルファス合金の作成
(1)ロッド・ミル装置を用いるとTa-Al系混合金属粉体のメカニカルアロイングは凝集、微細アモルファス化そして均一アモルファス化の3段階を経て進行することが明瞭に観察された。特に凝集と微細アモルファス化の中間段階で形成されbcc非平衝結晶相は、600Kに単純加熱することにより結晶→アモルファス固相転移(Therwally Assited Solid State Amorphization :TASSA)を生起することを見い出した。
(2)本ロッド・ミル装置を用いると、ミリングによる不純物の混入量は通常のボ-ル・ミルに比ベて1/10〜1/100まで減少できることを確認した。
3.メカニカル・アロイングの材料創成機能に関する討論
メカニカル・アロイングが物質の原子構造,価電子状態そして材料組織構造を制御できるユニ-クな手法であることに着目して,固相アモルファス化反応におけるミリング條件や環境零囲気の効果を集中的に討論し次の研究計画の立案を作った。
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