研究課題/領域番号 |
03556004
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
田代 順孝 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (20188238)
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研究分担者 |
藤井 英二郎 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (40125951)
三沢 彰 千葉大学, 園芸学部, 教授 (50092101)
油井 正昭 千葉大学, 園芸学部, 教授 (80009331)
中山 敬一 千葉大学, 園芸学部, 教授 (90009697)
田畑 貞寿 千葉大学, 園芸学部, 教授 (20009715)
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キーワード | 温熱環境 / 地域景観 / マッピング / 熱画像データベース / 市街地 / 快適度評価 / 感覚心理 / サーモスケープ(温熱景) |
研究概要 |
平成3年度および4年度において温熱環境情報のビデオ信号入力、解析・評価およびマッピングのサブシステムの構築を行ない、景観情報サブシステム、緑被環境サブシステム、感覚心理サブシステムの骨格を固めることが出来た。全体のシステムの中心的な部分の構築が出来たので、平成5年度においてはその精緻化をはかるとともに、多くの画像情報を作成し、地域環境情報との関連分析を行ない計画情報としてのマッピングを行い、総合的な評価手法を開発する為の基礎的な検討を行なった。本年度は最終年度に当たるので、これまでに構築したそれぞれのサブシステムの操作上の課題について詳細に検討し、地域景観情報の計測・評価、感覚・心理情報の計測・評価の個別の手法別にオペレーションのための課題を整理する。システムの応用上の課題として異なる温熱環境条件下における感覚心理反応についての解析・評価があるが、微気象情報の評価結果との関連分析によってそれを環境快適度指標としてモデル化する方法を検討することにより、それを計画情報として用いるための方法を検討し、実用化のための条件整理を行なった。マッピング情報の出力形式は平成4年度に整備したスライド、ビデオ、カラープリント等の出力であるので、その装置によって作成した画像情報を一般的な計画情報に置き換える操作を行ない、手法開発を行なった。最終的にはこれらによって得られた温熱環境情報を送信するための電送システムの構築が必要になるが、今後の課題として検討することにした。
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