• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

ニュ-ラルネットを用いた鱗のパタ-ン認識手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03556027
研究機関東京大学

研究代表者

青木 一郎  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40114350)

研究分担者 稲垣 正  東京大学, 海洋研究所, 教務職員 (00151572)
小松 輝久  東京大学, 海洋研究所, 助手 (60215390)
石井 丈夫  東京大学, 海洋研究所, 教授 (80013564)
キーワードニュ-ラルネット / 画像処理 / パタ-ン認識 / マイワシ / うろこ / 年令査定
研究概要

1.本システムの構成機器と基本ソフトウェアを購入し、基本編成を終えた。構成はパ-ソナルコンピュ-タを中心とし、画像処理部とニュ-ラルネット部からなる。画像入力は顕微鏡とTVカメラによる。コンピュ-タには周辺機器として画像ファイリング用の大容量の光ディスク装置と画像ハ-ドコピ-用のビデオプリンタも備えるようにした。
2.顕微鏡画像のパ-ソナルコンピュ-タによる画像処理の部分の機能と性能の検討を行った。マイワシの鱗の輪紋はかなりコントラストが小さく、特徴抽出のためにいろいろな処理を試みた。その結果、すでにある画像処理基本ソフトウェアだけでは年令査定のための特徴抽出は困難であることがわかり、オプションプログラムとして追加すべき機能項目を抽出した。その開発は次年度に行う。
3.ニュ-ラルネットシミュレ-タの基本性能を模擬画像の認識試験によって検討した。その結果、画像例の学習を通して正しい認識率の増大がみられ、シミュレ-タ自体の性能は本システムに充分合致すると判断された。
4.人間が鱗の年令査定をするとき、どういう手順で、どんな知識を用いどう操作しているのかを専門家から聞きとり、そのノウハウを整理した。
5.採集したマイワシから鱗の標本を作成した。2〜6才の魚の標本のなかから、各年令について基本モデル画像となるものを選定した。次年度はこれを用いて年令査定の基本性能をもつようにシステムを構築する。

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi