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1991 年度 実績報告書

画像処理機能を組み込んだ自動不定胚生産装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03556036
研究機関東京大学

研究代表者

蔵田 憲次  東京大学, 農学部, 助教授 (90161736)

研究分担者 古在 豊樹  千葉大学, 園芸学部, 教授 (90081570)
後藤 英司  東京大学, 農学部, 助手 (00186884)
キーワード画像処理 / 不定胚 / 人工種子 / 細線化 / フ-リエ記述子 / ハフ変換 / 骨格化 / ファジィクラスタリング
研究概要

大量種苗生産の1方法として、不定胚の利用がある。不定胚はまた人工種子の内包物の有力候補としても注目されている。しかし、良品質な不定胚を大量に同調的に生産することは非常に困難で、不定胚の実用化には解決すべき問題が山積みしている。本研究は、良質な不定胚を省力的に大量生産する装置の開発を目的とする。本装置の特色は、不定胚生産の最終段階で画像処理による優良不定胚選別の機能を付加している点にある。初年度は優良不定胚選別の画像処理アルゴリズムの開発と、画像処理による選別のためのハ-ドウェアの開発を中心に取り組んだ。
画像処理の手法として、既に報告者らによって、不定胚画像を細線化し、その端点を数える方法が有力であることが明らかにされている。本年度はこれを発展させると同時に他の手法の可能性も検討した。具体的には、フ-リエ記述子を用い、低周波部分をファジィクラスタリングする方法、細線化画像をハフ変換し、Y字あるいはI字にテンプレ-トマッチングする方法、4近傍距離情報に基づく骨格化画像をハフ変換し、上記同様テンプレ-トマッチングする方法を検討した。その結果、上記3方法の識別能力には大差ないこと、ハフ変換は計算量が膨大になるので、実用上問題があることなど、実用的な知見が得られた。
優良不定胚選別のためのハ-ドウェアに関しては、そのメッシュによる選別部分など、その部分的なプロトタイプを自作し、いろいろ検討を加えたが、実用的なものはまだ完成していない。今後、プロトタイプ作製により得られた知見を基にさらに検討を加える予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kurata,K.: "Comparison of Several Algorithms for Evaluating Carrot Somatic Embryos (tentative)" Acta Horticulturae.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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