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1991 年度 実績報告書

メタピロカテカ-ゼ遺伝子を用いた動物細胞のプロモ-タ-解析系の構築

研究課題

研究課題/領域番号 03557013
研究機関山口大学

研究代表者

中澤 淳  山口大学, 医学部, 教授 (90025594)

研究分担者 熊原 尋美  宇部興産KK, 宇部研究所, 課長
野間 隆文  山口大学, 医学部, 講師 (40189428)
キーワードプロモ-タ- / ベクタ- / 培養細胞 / カテュ-ル / C230
研究概要

動物遺伝子の形伎発現におけるプロモ-タ-の解析には、現在クロラムフエニコ-ルアセチル基転移酵素をレポ-タ-とする解析法(CAT AS Say)が広く行われているが、これには放射能を用いること、薄層クロマト、オ-トグラフィ-に時間がかヽることなどの難点がある。我々は、従来細菌遺伝子プロモ-タ-の解析にシュ-ドモナス菌由来のメタピロカテカ-ゼをレポ-タ-として用いてきたが、今回その経験を生かして、動物におけるプロモ-タ-およびエンハンサ-、サイレンサ-などの転写制御領域を放射能を使わないでしかも高感度に検出できるベクタ-系の構築を目指して本研究を行った。
今年度は、当研究室で保存していたCAT Assayのためのベクタ-pSVOOcatのcat遺伝子をHind IIIとHpaIで切除し、ここに我々が以前クロ-ンしたpTS115のメタピロカテカ-ゼ遺伝子を含むSs+II 断片1、2kbをつなぎこみ、メタピロカテカ-ゼベクタ-pSVOOメリ1Eを作製した。さらに、メタピロカテカ-ゼ基質の改良を目指して、種々のカテュ-ル誘導体色素の基質としての有用性を検討したところ、Carminic acid、(+)Catechin,Pyrogall ol Red,Celestin Blueはいずれも全く基質として反応しなかったが、Pyrocatechol Violetは基質となりえた。このことからカテュ-ルの4位の炭素にクロモフォアを結合させると発色基質をデザインすることができることがわかった。また、今年度本研究に用いる動物細胞としてCOS-1細胞,HeLa細胞等を準備したので、これら培養細胞に、上記メタピロカテカ-ゼベクタ-に、当研究室で解析した、アデニル酸キナ-ゼアイソザイム3遺伝子のプロモ-タ-をつないで導入し、プロモ-タ-活性の解析を行いたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.Shahjahan: "Cloning and characterization of the gene encoding bovine motochondrial ademylate kinase isozyme 3" Gene. 107. 313-317 (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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