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1993 年度 実績報告書

口述所見を入出力するマルチメディアPACSワークステーションの試作

研究課題

研究課題/領域番号 03557050
研究機関大阪大学

研究代表者

稲邑 清也  大阪大学, 医学部, 教授 (90203207)

研究分担者 田村 英世  日本無線株式会社, 研究所
滝川 厚  大阪大学, 医学部, 助手 (80197227)
梅田 徳男  大阪大学, 医学部, 助手 (40142319)
稲本 一夫  大阪大学, 医学部, 教授 (00068446)
小塚 隆弘  大阪大学, 医学部, 教授 (40028478)
キーワード画像診断 / 音声入力 / 診断レポート / 医用ワークステーション / PACS / マルチメディア
研究概要

1.医用画像に音声診断報告などの付帯情報をもたせた,画像・報告同時ファイルできるワークステーションを試作した。
2.ファイル用の記憶媒体として5インチ光磁気ディスクが有用であることを示した。
3.本構築のPACSワークステーションは他方式の診断報告方式と臨床的に比較した結果,トランスクライブ方式よりは優れ,記述式と比較しても優る点が多く,劣る点が少いシステムであることを示した。
4.音声診断報告を付帯させた本ワークステーションは画像,報告ともにディジタル信号としているために,将来情報のディジタル伝送が計られても対応できるシステムであると考えられる。
5.本ワークステーションは教育用・カンファレンス用ワークステーションとして有効なシステムになり得ると考えられる。
6.読影診断レポートを作成する際,ディジタル画像を読影対象画像として利用するだけでなく,シェーマとして自動的に添付されるようなワークステーションとしても開発した。
7.5インチ光磁気ディスクをマッキントッシュに装備し,ハイパーカードとフォトショップを応用する方式も採用した。
8.所見入力は音声入出力とワープロ入出力のどちらでも可能とし,画像と同期させた注目点マーク機能を持たせた。
9.本開発ワークステーションは口述所見入力出力では臨床使用は可能と判明したが,成文化を自動的に行えないという問題が残った。音声自動試識装置の応用が期待される。

  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 梅田徳男: "医用画像・音声診断報告同時ファイリングシステムの検討" 日本医学放射線学会. 53. 1331-1339 (1993)

  • [文献書誌] T.Umeda: "Synchronized Vocal Reporting with Medical Images on a Multimedia Workstation" Radiology. 189(P). 412-413 (1993)

  • [文献書誌] T.Umeda: "Oral reporting′‥System in an IS&C environment" Medical Imaging 1994 SPIE. 2165(印刷中). (1994)

  • [文献書誌] T.Umeda: "Development and Evaluation of Oral Reporting System for PACS" Computer Methods and Programs in Biomedicine. 38(印刷中). (1994)

  • [文献書誌] 稲邑清也: "PACSの研究開発動向と医学放射線物理学者の役割" Jpn.J.Med.Phys. 13. 23-32 (1993)

  • [文献書誌] 稲邑清也: "PACSにおけるテクノロジーアセスメント-その方法論と具体的な進め方について" Med.Imag.Tech. 11. 257-266 (1993)

  • [文献書誌] K.Inamura: "Computer Assisted Radiology" Springer-Verlag, 883 (1993)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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