研究課題/領域番号 |
03557067
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
千葉 裕 東北大学, 医学部, 助手 (00227331)
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研究分担者 |
佐藤 俊一 東北大学, 工学部, 助手 (30162431)
古屋 泰文 東北大学, 工学部, 助手 (20133051)
金井 浩 東北大学, 工学部, 助手 (10185895)
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研究概要 |
1.多チャンネル型カテ-テルの開発 直径9Fの多チャンネル型カテ-テルを開発した。このカテ-テルの内腔には、観察用光学ファイバ-、砕石用プロ-ブ、灌流液を通すことができる。また、フレキシブルなため、尿管の屈曲にも十分追随できる。ただし、先端のアクティブベンド機構がないため、尿管の屈曲と、結石の位置との相互関係により、結石を視野の中心に位置させることがむずかしい場合があり、この点に関し次年度に改良を行う予定である。 2.超音波砕石器のプロ-ブは、3.2F(直径約1.1mm)のものまで、試作した。レ-ザ-砕石用プロ-ブは、1.4F(直径約0.47mm)のものまで試作した。これらは、尿管結石の破砕のためには、十分な超音波振動あるいはレ-ザ-出力を伝えうるものである。 3.市販の2Dドプラ装置に改良を加え、vertical stripe signalの出やすいように改良を加えた。 4.カテ-テル先端のベント用として、Ni-Ti系形状記合金の配合を工夫し、試作を行った。リボン状の金属帯では、厚さ0.8mmのものでも十分なトルクが得られるようになった。しかし、このままでは、多チャンネル型カテ-テルに挿入不能なので、次年度さらに改良を要する。 5.尿管内での結石破砕の状況を確認するための、超音波尿管内視鏡の開発を同時に行い、現在7.0F(直径約2.1mm)の太さにまで、外形を抑えることが可能となっている。使用する周波数は20MHzで、約10mmの組織透過性を持っている。
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