• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

膜電位依存性蛍光色素による2次元的細胞内電位測定装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 03557077
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

野崎 修一  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (90114777)

研究分担者 山田 茂  KKフォトロン企画室, 室長
キーワード膜電位依存性蛍光色素 / 2次元的記録 / 細胞内電位 / デジタルハイスピードビデオカメラ
研究概要

(研究目的)本研究は、脳幹摘出標本または薄切標本からのニューロン活動を膜電位依存性蛍光色素を用いて、非接触で空間的あるいは、時間的に連続したニューロン活動を膜電位依存性蛍光色素をもちいて、同時記録する装置を開発することが目的である
(開発結果)昭和63年から、KKフォトロンと協同開発中の高速度ビデオカメラが平成3年6月に完成し、以下に記載のような特徴を持ち本研究課題に充分使えることが判明した。高速度ビデオカメラは平成3年から、KKフォトロンと共同開発(使用上のソフトを提供)によって新しく開発された。これは次のような特徴を持つ。1)縦256・横256からなる65536個の正方形のシリコン受光素子からなる1インチCCDを新開発し、使用した結果、1素子当りの受光を量を26倍にすることができ、素子間容量を120分の1するることができた。
この結果、暗電流ノイズおよびスイチングノイズを20dB改善することができ、最低照度も300ルックスに下げることができた。2)65536個の受光素子を16分割し並列に走査するためフルフレーム毎秒4500コマ、セグメントフレーム(64・64)で40500コマの高速度撮影が可能である。
(考察)デジタルハイスピードビデオカメラFASTCAM(フォトロン)の基本性能は画素数:256×256=65536、撮影速度:4500フレーム/秒・フルフレーム、最低照度:3001x、S/N:42dbという性能が得られた。SN比の改善は。現在のビデオアンプは-72dbのSN比は完全に達成できており、問題点は24ビットの高速ADCが無いことである。しかしこれもフレーム毎にバックグランドを引き算する事で達成できる。

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi