研究課題/領域番号 |
03557089
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
西連寺 永康 日本大学, 歯学部, 教授 (40058839)
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研究分担者 |
大木 亨 日本大学, 歯学部, 助手 (20152069)
新井 嘉則 日本大学, 歯学部, 助手 (20212607)
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キーワード | 歯科 / 放射線 / パノラマ装置 / デジタル / コンピュ-タ / ICCDカメラ |
研究概要 |
デジタルパノラマ装置を実用化するには(1)画像再構成時間の短縮・(2)被曝線量の低減・(3)装置の小型化が問題点として残っていた。 従来の実験装置では画像デ-タを一旦光ディスクに蓄え、それを読み出して汎用のコンピュ-タで画像を再構成していたために計算処理に約7時間を要していた。本年度は(1)画像再構成時間の短縮のために、この部分を新たに開発したRPIP(Real time Digital Panoramic Imageing Processer)に置き換えた。このRPIPはMass memory(32MB)・高分解能Frame Memory他のハ-ドで構成され、従来は光ディスクに蓄えていた画像情報を直接Mass memoryに記録できるので、光ディスクから画像情報を読み出すまでの時間を大幅に短縮することが可能となり、画像再構成時間を約15分とほぼ1/30に短縮することができた。 (2)被曝線量については、従来から使用していたSITに比較してさらに小型・高感度のICCDカメラ(浜松ホトニクスC5085)を使用したので、1/2〜1/3にの低減することが可能となった。このICCDカメラで量子ノイズの影響による画質の低下を無視すれば1/10程度まで線量低減が可能となろう。 (3)装置の小型化については平成4年度に小型回転系を新たに開発して上記の装置を搭載しシステム全体の完成をはかる予定である。
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