| 研究課題/領域番号 |
03557100
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| 研究機関 | 名城大学 |
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研究代表者 |
鈴木 真言 名城大学, 薬学部, 教授 (50103263)
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| 研究分担者 |
岡 尚男 愛知県衛生研究所, 主任研究員
村田 英明 名城大学, 薬学部, 助手 (10210048)
原田 健一 名城大学, 薬学部, 助教授 (90103267)
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| キーワード | 泡沫向流クロマトグラフィ- / 泡沫形成性 / 泡沫安定性 / 試料濃縮特性 / 試料分離特性 / 小型泡沫分離器 / バシトラシン / クチナシ黄 |
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| 研究概要 |
1泡沫向流クロマトグラフィ-の試料濃縮特性の解明
モデル化合物としてバシトラシン、クチナシ黄、アシッドレッドおよびロ-ズベンガルを使用して、有栓メスシリンダ-中で各種の試料濃度の水溶液を振盪し、メスシリンダ-内で生成した泡末と水溶液の容積比および泡沫の消失時間を、それぞれ泡沫形成性および安定性を表すパラメ-タ-とした。これらのパラメ-タ-と泡沫向流クロマトグラフィ-の結果を比較したところ、泡沫形成性としては泡沫/水溶液の容積比が1前後、泡沫安定性としては消失時間250分以上を有する試料が泡沫向流クロマトグラフィ-に適用可能であることが判明した。さらに、メスシリンダ-内で生成した泡沫中の試料濃縮率は泡沫向流クロマトグラフィ-における濃縮率と十分な相関性があることが認められた。
2泡沫向流クロマトグラフィ-の分離特性の解明
1と同様のモデル化合物を用いて検討を行ったところ、泡沫形成性が大きくそして安定性の長い化合物が泡沫向流クロマトグラフィ-により分離される傾向が認められたが、詳細に付いては現在検討中である。
3泡沫向流クロマトグラフィ-と小型泡沫分離器の相関性の検討
内径1.5cm、長さ30cmのガラス管を用いて小型泡沫分離器を作製し、1と同様のモデル化合物を使用して泡沫向流クロマトグラフィ-との相関性を検討したところ、濃縮特性において十分な相関性が認められた。
4藍藻の生産する有毒成分の単離精製への応用
上記1から3の研究結果を踏まえて最適化した分離条件により藍藻の水抽出物の泡沫向流クロマトグラフィ-を実施したところ、通常のHPLC条件では検出不可能な低極性成分が得られた。
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