(1)下記1、2、3より構成された放射性イオン粒径分布測定装置を試作した。 1.二重円筒形モビリティアナライザ大気イオン、放射性イオンの移動度を高分解能で測定するため、二次微分型のモビリティアナライザ装置を製作した。ディメンジョンは、外径12.0cm、内径10.0cm、第1電極102.0cm、第2電極55.0cmで、試料空気流量12.5l/min、伴流空気流量27.5l/minである。 2.大気イオン、放射性イオン捕集用電源10段階で移動度範囲±0.5〜10×10^<-4>cm^2/V・secを走査するため、交流変換型の直流電圧発生装置を製作した。 3.放射性エアロゾル捕集・分析装置現有のものに加え、同型の波高分析器(東芝NAIG製560A)を導入し.ファルター、半導体検出器2個、波高分析器2台で構成したgrowth法、decay法による同時測定・分析装置を考案・製作した。 (2)上記1、2、3を組み上げ、大気イオン、放射性イオン粒径分布同時測定装置を完成させた。本装置は今後さらにコンパクト化等の改良の余地はあるものの、粒径分布測定に十分な分解能と精度をもって使用できる見込みを得た。
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