研究課題/領域番号 |
03559001
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
渡邊 光雄 筑波大学, 教育学系(教育機器センター), 教授 (90015850)
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研究分担者 |
山崎 正人 松下電器産業(株), 情報通信東京研究所・基礎研究部, 部長
加納 千恵子 筑波大学, 文芸言語学系(留学生センター), 講師 (90204594)
池田 尚志 岐阜大学, 工学部, 教授 (10232183)
大坪 一夫 東北大学, 文学部, 教授 (20115538)
藤本 京平 新潟大学, 工学部, 教授 (20133035)
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キーワード | 科学技術日本語教育 / 支援システム / ハイパーテキスト / プロトタイプ / 教材作成支援ツール / 読解支援ツール / 辞書引き機能 / トップダウン型読解技能練習教材 |
研究概要 |
1.外国人向け科学技術日本語教育用支援システム・ハイパーテキストツールのプロトタイプ作成 外国人向け科学技術日本語教育用支援システムとして、教材作成支援ツールと読解支援ツールが必要になるが、これらのツールのプロトタイプとして、ネットワークを介した辞書検索のC言語化、辞書統合管理システムと言語学習のための教材開発システム(ハイパーテキストシステム)の開発(プロトタイプ開発)を行い、上記支援システム用ハイパーテキストツールのプロトタイプとしてまとめた。 2.実用的な外国人向け科学技術日本語教育用支援システムの設計 平成4年度に試作した特定教材による外国人向け科学技術日本語教育用支援システムに対して評価・改良を行い、さらに、同試作システムの実用化へ向けて検討を行った。 同試作システムは、システム開発者にとっては、短期間に高水準の開発を行える発展性と拡張性に富むものであるが、システムを利用する学習者にとっては、高いウインドウシステム操作能力を必要とするものであり、同システムの実用化へ向けては、(1)学習者による教材提示フロー決定の機能、(2)学習の中断・再開の機能、(3)学習記録・集計の機能、(4)KRメッセージ提示の機能、(5)辞書引き機能、という各々の機能の改善向上に関する実用化方針を示すことができた。 とくに、同システムの主要機能となる辞書引き機能に関しては、多種類の電子化辞書の利用と各種辞書の編集利用環境づくりのための実用化方針を定めることできた。そして、この辞書引き機能は、トップダウン型読解技能練習教材との組み合わせにより、効果的な科学技術日本語読解支援システム構成に役立つことが確かめられた。
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