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1991 年度 実績報告書

東洋学研究における研究者用マルチメディア情報CD-ROMの実用化

研究課題

研究課題/領域番号 03559003
研究機関京都大学

研究代表者

星野 聰  京都大学, 大型計算機センター, 教授 (90025867)

研究分担者 岩崎 宏之  筑波大学, 歴史・人類学系, 教授 (50087904)
吉川 眞司  京都大学, 文学部, 助手 (00212308)
桶谷 猪久夫  帝国女子大学, 一般教育課程, 教授 (90169269)
柴山 守  大阪国際大学, 経営情報学部, 助教授 (10162645)
久保 正敏  京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (20026355)
キーワード東洋学 / マルチメディア情報 / CD-ROM / 画像情報圧縮 / 画像入力 / 索引作成 / 日本史 / 古文書
研究概要

本年度は、UNIXワ-クステ-ションを主体とするシステムを構築し、画像の入力を行うためのAV機器を接続して、必要なソフトウェアの開発を行った。研究集会は、京都大学大型計算機センタ-で計5回開催し、研究発表を行った。その成果は、中間報告書を作成し関係者に配布した。主な研究成果をあげると、
1.古文書・古地図などを多量に効率よく入力するため、AV機器を利用し、ワ-クステ-ションにとり込むため、種々の試行を行った。古文書や古地図などをスチルカメラやビデオカメラ等を用いて画像入力する際には解像度の制約から複数枚に分割された画像にならざるを得ないが、これを一枚に接続して利用する必要があり、このためのソフトウェアの開発が進行しており、ある種の古文書については接続が可能になっている。
2.デ-タ圧縮が画像デ-タベ-ス作成には必要であるが、ワ-クステ-ション及びパソコンに対し、JPEG方式の圧縮を可能にした。
3.取扱うべき高度な情報として、従来、続日本紀テキストを整備しているが、今回、それを続日本紀総索引として刊行した。これはコンピュ-タからの出力を使用したもので、研究者にとって高度な研究支援ツ-ルとして役立つことを期待している。
4.この他、ワ-クステ-ションに格納された文書の読み上げ、ワ-クステ-ションに接続されたCD-ROMの性能調査、日本史関係のコンピュ-タ利用のレビュ-などを行った。
得られた成果は、京都大学大型計算機センタ-、国文学研究資料館などで行われた公開シンポジウムで発表している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 星野 聰: "日本史研究に対するコンピュ-タ利用の現状と問題点" 研究発表報告集. 7. (1992)

  • [文献書誌] 星野 聰: "異字体をどう考え、どう処理するか" しにか. 3. 23-29 (1992)

  • [文献書誌] 桶谷 猪久夫: "文書デ-タベ-スの設計と索引機能" 国際研究論叢. 4. 47-65 (1991)

  • [文献書誌] 星野 聰,村尾 義和: "続日本紀総索引" 高科書店, 2694 (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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