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1991 年度 実績報告書

個人的反応・行動特性としての瞬目行動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610057
研究機関東北学院大学

研究代表者

田多 英興  東北学院大学, 教養学部, 教授 (90045675)

研究分担者 畑山 俊輝  東北大学, 文学部, 助教授 (90048801)
小林 裕  東北学院大学, 教養学部, 助教授 (60170362)
吉田 信彌  東北学院大学, 教養学部, 教授 (50137585)
キーワード瞬目 / 心拍 / ストル-プ / 個人差 / タイプA / テンポ
研究概要

本研究の目的は、瞬目行動の個人的特性を記述することにあるが、その方法を確立するために、過去の自発性瞬目の研究成果を基にして、時間的偏在性・瞬目波形の諸属性などの瞬目活動の諸測度を網羅して測定しながら、一方ではこの瞬目の個人的振舞いと関連するであろうと考えられる心的過程を推定するために、ストル-プ課題、速度見越し反応課題、重複作業課題などを被験者に課し、その課題遂行時に同時に心拍、呼吸、脳波、などの生理指標を記録し、さらに性格特性との関係を推定するために、精神テンポ、タイプA行動特性、不安水準、チックの有無などに関する人格検査を実施する。そして、最終的にはこれらの諸変数の相互の関係を推定するためになによりもまず多変量解析を施さなければならない。
これらの諸課題を実現するためには、まず刺激制御と生理指標の解析のためのシステムの完成が急がれた。そこで、まず被験者へ与える課題提示の制御をするシステムは、本補助金によって購入したパソコンとその周辺機器である大画面のディスプレ-装置によって、多様な課題事態に柔軟に対応できる効率のよい装置が完成し、ソフトの開発も順調に進み、既に稼働している。一方、瞬目、心拍・呼吸などの生理指標の解析の(装置は既存のもの)ためのソフトの開発も平行して進め、ほぼ目処のつくところまで達している。
1991年中にこれらの準備をした上で、1992年に入りストル-プ課題の小実験を試み、ある程度の手ごたえを得て、学会発表までこぎつけている。今後はひたすら当初予定した計画の本来の実験を遂行することが要請されているといえる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 田多 英興,畑山 俊輝: "自律系反応と瞬目活動" 精神科診断学(受付番号3024).

  • [文献書誌] 湯瀬 裕昭,田多 英興: "瞬目の自動検出と瞬目による精神作業負荷評価の試み" 日本人間工学会第33回大会発表論文集. (1992)

  • [文献書誌] 湯瀬 裕昭,田多 英興: "7T18Aによる瞬目の自動検出" 第1回まばたき研究会(於大阪)1992年3月14日. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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