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1991 年度 実績報告書

コンピュ-タ利用によるペスタロッチの道徳・宗教教育思想形成史の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03610112
研究機関筑波大学

研究代表者

福田 弘  筑波大学, 教育学系, 助教授 (40099908)

キーワードペスタロッチ / デ-タベ-ス / 道徳教育 / 宗教教育
研究概要

ペスタロッチの書簡全集及び著作全集のデ-タベ-スを進めるのに必要なコンピュ-タ等の機器類、及び、文字認識ソフトなどのソフトウェア-類を購入した。そして、早速、原典テキストの読み取り作業を開始した。文字認識ソフトは予算範囲内で購入可能な最も優秀と思われるハンガリ-製のものを購入したが、使いこなすのに相当な時間と労力を要した。しかも原典テキストをMSーDOSテキストファイルに変換しても、とてもそのままでは実用に絶えうる精度のものとはならない。これを100%の正確さではないまでも、とにかく研究に活用できるだけの精度に高めるまでの手だてを見出すのにも相当な時間を要した。しかし、試行錯誤の結果、一応の作業手順が立てられ、現在までにペスタロッチ書簡全集全13巻のうち、9巻分の暫定版デ-タベ-スの作成を完了した。
この作業を随時継続しながら、これと並行して、暫定版デ-タベ-スを利用した実際的研究をも進めてきた。ペスタロッチは自分の学園での教育において、宗教教育を重視しながらも、当時の一般的風潮とは異なる実践をしていた。つまり、宗派主義的な宗教教育に固執せず、むしろ宗派を超えた宗教教育を志向していた。この書簡全集のデ-タベ-スを利用することで、その根底にある彼の思想や態度を明らかにする作業が現在進行中であり、この面で新たな発見が期待できると考えている。
なお、文献研究については、ペスタロッチの宗教、道徳教育思想研究の古典的文献を集め、その分析を進めてきた。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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