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1991 年度 実績報告書

現代的適用時代の大学文献による法用語の意味分析と辞書・シソ-ラスの作成

研究課題

研究課題/領域番号 03620006
研究機関中央大学

研究代表者

津野 柳一  中央大学, 法学部, 教授 (60102878)

キーワードDissertation / 法史学 / MuMPS / KWiC / 法用語 / 法学学位論文 / 大学文献 / 電子辞書
研究概要

17・18世紀のドイツを中心とする北ヨ-ロッパの法学に関する大学文献が、同時代のロストック大学法学部によって集められた。そのカタログ印刷のために準備したデ-タを、後半の意味分析・辞書作成のために加工することが前半の課題である。ドイツの汎用コンピュ-タから、電算センタ-の汎用機を使ってIBMーXT(i386カ-ド付)に移した。その際コ-ドの問題や印刷制御符号の問題を解決することが必要であった。可変長デ-タと文字処理の容易さ、柔軟なデ-タベ-スを構築できることから、Standard MuMPSを使ってMuMPSデ-タベ-スに読み込んだ。M言語でユ-ティリティ-プログラムを書いてチェックしたところ、デ-タが完壁でない部分が明らかになった。欠損しているケ-ス(12,500件の約0.1%)やミスタイプが発見されたのである。すでに、標題に出現する語のKWiC索引(コンコ-ダンス)、語の出現頻度カウント、頻度順ファイルなどのプログラムをおこなった。Mのインタ-プリタ的開発環境は快適であるが、ファイルが比較的大きいために処理に時間がかかる。とくにハ-ドディスクの性能が処理時間を大きく左右する。そこで予定どおり、本格的処理はワ-クステ-ションに移しておこなうことにした。地理的・時間的なテ-マ・法用語の変化、指導教授・学位請求者の師弟関係と用語の関係を明らかにする道具の開発と、文法的・意味論的解析の戦略が現在の課題である。ヨドクス両法語彙やアルチャ-トの辞書、ViR(ロ-マ法語彙集)やリンツ大学のロ-マ法文ファイルの入手と利用についても準備を進めている。なお、研究成果の一部は、ドイツ連邦共和国ゲッティンゲン市で1991年夏開かれたiVR(国際法哲学社会哲学学会)において報告した。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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