研究課題/領域番号 |
03640047
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
秋葉 知温 京都大学, 教養部, 教授 (60027670)
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研究分担者 |
加藤 信一 京都大学, 教養部, 助教授 (90114438)
吉野 雄二 京都大学, 教養部, 助教授 (00135302)
山内 正敏 京都大学, 教養部, 助教授 (30022651)
斉藤 裕 京都大学, 教養部, 助教授 (20025464)
上 正明 京都大学, 教養部, 助教授 (80134443)
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キーワード | CMー加群 / ブロ-イングアップ / 楕円曲面 / エグゾ-ティツ構造 / ヘッケ代数 / 双対性 |
研究概要 |
本研究は可換環論のみならずそれに関連する広い分野において着実に成果を上げている。その中にはすでに雑誌に発表されたもの、現在投稿中のもののほか論文としてのまとめの段階にあるもの、更に現在鋭意研究されつつあるものまで多様である。 1.吉野は、次数付きCM加群について種々の興味ある結果を得た。特に次元が1の場合、対応する代数曲線上のある種のヴェクタ-・バンドルと密接な関係があることを示した。 2.更に吉野は、プロ-イングアップによって構成されるオ-ダ-についても重要な結果を得た。 3.上は、ある種の楕円曲面のシンプルなインヴァリアント及びエグゾチック構造について興味ある結果を得た。 4.宇敷は、多次元複素力学系におけるブッチャ-の定理の拡張に成功し現在論文としてまとめつつある。 5.加藤はヘッケ代数の表現の双対性について重要な結果を得ている。 以上の他に現在研究されつつあるものには、吉野の極大ブックスバウム加群の研究、(これは完成が近い)、秋葉の可換環のPー対についての研究(これはまだ途中)等が進行中である。
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