研究課題/領域番号 |
03640079
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
神島 芳宣 熊本大学, 理学部, 助教授 (10125304)
|
研究分担者 |
前橋 敏之 熊本大学, 理学部, 教授 (90032804)
岡 幸正 熊本大学, 理学部, 助教授 (50089140)
梅村 浩 熊本大学, 理学部, 教授 (40022678)
|
キーワード | ロ-レンツspherical構造 / ロ-レンツflat構造 / ロ-レンツhyperbolic構造 / ホロノミ-群 / 基本群 / Spherical CR構造 / Killingベクトル場 / Lorentz Causa領 Character |
研究概要 |
我々は定曲率Lorentz多様体の性質を調べKilling・vector・fieldを持つ定曲率Lorentz多様体の分類を行なった。Lorentz・metricとは負が一つの非退化な対称2次形式でありLorentz・metricをもつ多様体をLorentz多様体という。以下は得られた結果である。 定理1. (a)Spacelike,lightlike・Killingベクトル場を持つような3次元定正曲率compact・Lorentz多様体は存在しない。 (b)3次元compact・Lorentz・flat多様体はlightlike(timelike)・Killingベクトル場をもてば、infranilmanifold(euclidean・space・form)になる。 (c)3次元compact・Lorentz・flat多様体はspacelike・Killingベクトル場をもち、euclidean・space・formでなければ、infrasolvmanifoldになる。 (d)定負曲率3次元compact・Lorentz多様体はtimelike・Killingベクトル場をもてば、standard・space・formになる。 (e)Lightlike・Killingベクトル場を持つような定負曲率3次元compact・Lorentz多様体は存在しない。 (f)定負曲率3次元Compact・Lorentz多様体はspacelike・Killingベクトル場をもち、developing写像が単射ならば、測地的完備であり有限被覆をとるとhomogeneous・standard・space・formかnonstandard・space・formになる。 定理2. 定負曲率3次元compact・Lorentz多様体のホロノミ-群がア-ベル群ならばコンパクトでない。 定理3. 定負曲率3次元compact・Lorentz多様体Mの普遍被覆空間が完備Killingベクトル場をもち、developing写像が単射であるとする。この時,Mは測地的完備である。
|