• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

数理物理学とスペクトル理論の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03640163
研究機関徳島大学

研究代表者

大宮 真弓  徳島大学, 教養部, 教授 (50035698)

研究分担者 片山 真一  徳島大学, 教養部, 助教授 (70194777)
桑原 類史  徳島大学, 教養部, 助教授 (90127077)
伊東 由文  徳島大学, 教養部, 教授 (30035688)
キーワードソリトン / 完全積分可能系 / 超関数 / 局所凸空間 / スペクトル幾何 / 等スペクトル変型 / 実2次体 / 基本単数
研究概要

数理物理学とスペクトル理論の関連を,近年の数学諸理論の発展を基礎に,従来より更に深く究明する事を目的とした本年度の研究により,次の様な多くの成果を得た。まず高階定常KdV方程式の代数的構造に関する研究(大宮)では,∧ー作用素を用いた線型常微分方程式の新しい初等的解法(∧ーアルゴリズム)が開発され,その応用として種々の跡公式の初等的証明が得られた。又,微分作用素のスペクトルを∧ーアルゴリズム中に表われるある種の2次型式の対角化条件としてとらえる観点が得られた。有理Darboux変換可能性を∧ーアルゴリズムで特微付けることにも成功した。他方,フ-リェ超函数の応用の研究(伊東)では,関数空間の双対空間の元を用いた表現により一般の局所凸空間に値をとるベクトル値フ-リェ超函数理論の完成を見た。この事より,フ-リェ超函数の境界値問題やフ-リェD加群理論への応用の展望が大きく開けた。スペクトル幾何学(桑原)では,古典的なハミルトン系に対する簡約化の方法,並びに量子系に対する類似の方法により,ある種の多様体上の等スペクトル変型理論を構成した。又,リ-群上のハミルトン系の等スペクトル変型理論も得られた。保型形成とスペクトルの研究(片山)では,L関数についての考察をもとに,種々の実2次体の基本学数の評価関数と類数との関連が,明らかにされつつある。これらの諸結果は,単に類体論の内部にとどまらず,数理物理学の数論的研究に,とくにそのスペクトル理論的側面に新たな道を拓くものと期待される。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Mayumi Ohmiya: "On the DeiftーTvubowitz trace formula for the 1ーdimensional Schrodinger operator with integrable potential" Funkcialaj Ekvacioj. 34. 375-390 (1991)

  • [文献書誌] Mayumi Ohmiya: "Rucursion operator and the trace formula for 1ーdimensional Schrodinger operator" Journal of Mathematics,Tokushima University. 25. 27-49 (1991)

  • [文献書誌] Yoshifumi Ito: "Vector valued Fourier hyperfunctions" Journal of Mathematics,Kyoto University. 32. (1992)

  • [文献書誌] Yoshifumi Ito: "Theory of Fourier microfunctions"

  • [文献書誌] Ruishi Kumabara: "Spectra and geodesic flows on nilmanifolds:Reductions of Hamiltonian systems and differential operators"

  • [文献書誌] Shinichi Katayama: "lsogeneous tori and the class number formulae" Journal of Mathematics,Kyoto University. 31. 679-694 (1991)

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi