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1991 年度 実績報告書

応用確率論のための関数方程式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03640240
研究機関統計数理研究所

研究代表者

清水 良一  統計数理研究所, 統計基礎研究系, 教授 (10000192)

研究分担者 志村 隆彰  統計数理研究所, 統計基礎研究系, 助手 (40235677)
吉田 朋広  統計数理研究所, 統計基礎研究系, 助手 (90210707)
伊藤 栄明  統計数理研究所, 領域統計研究系, 教授 (60000212)
キーワード関数方程式 / 分布の特徴付け / 斬近展開 / 分布の分解
研究概要

1.確率変数の系列Z_1,Z_2,・・・,Z_n,・・・をZ_<n+1>=U_nZ_n+X_<n+1>によって定義する.ただし,U_1,U_2,・・・U_nおよびX_1,X_2,・・・X_nは互いに独立でUは区間(0.1)上の一様分布Xは何か共通の分布Gに従う変数とする.Gに関する適用な条件の下でZ_nは確率変数Zに収束する.Zの分布Fを決定することが問題である.F,Gの特性関数をそれぞれφξとすると容易に分るように問題は関数方程式
φ(t)=ξ(t)∫^1_0φ(ut)du
を解くことに帰着される.本研究ではこの方程式を完全に解き,解として得られる分布Fの性質について論じた.とくにG(0)=0ならば
φ(t)=ξ(t)exp{iμ t+∫^∞_0(e^<itx>-1-itx/(1+X^2))}dM(x)
が唯一の解である.ただし,dM(x)=(1-G(x))x^<ー1>dx,μはMから決まる実定数である.(未発表)
2.Zは正規分布N(O,I_D)に従う確率ベクトル,Σは正定値確率行列でZとは独立とする.Σが単位行列I_Dに近いという状況の下で確率ベクトルΣ^<1/2>Zの分布をN(O,I_D)の周りで展開し,その誤差を評価した.
3.分布Fからの.標本X_1,X_2,・・・X_nの基準化された和の分布が正規分布に収束するとする.F_1*F_2=FであるようなF_1からの標本についてどこまで同様のが言えるのかについて論じた.その成果の一部は今年度に発表された.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Shimura: "Decomposition of non-decreasing slowly varying functions and the domain of attraction of Gaussing distributions" Journal of Mathematical Society of Japan. 43. 775-793 (1991)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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