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1993 年度 実績報告書

標準理論をこえる統一理論と宇宙物理

研究課題

研究課題/領域番号 03640257
研究機関東北大学

研究代表者

吉村 太彦  東北大学, 理学部, 教授 (70108447)

研究分担者 日笠 健一  東北大学, 理学部, 助教授 (20208739)
柳田 勉  東北大学, 理学部, 教授 (10125677)
キーワードGRAND UNIFICATION / BLACK HOLE / HAWKING RADIATION
研究概要

本年度の主な研究対象はホーキング輻射によるブラックホール時空の崩壊である。
事象の地平面を伴うブラックホール時空は熱的分布を持つ粒子生成を起こすことが知られている。この蒸発過程が続いてブラックホールが完全に消滅すると、量子力学的な純粋状態が熱的な混合状態に発展する可能性があり、基礎法則として量子力学が破綻するのではないかという疑問が生じる。この問題に正確な解答を出すには、粒子生成による時空構造への反作用を正しく取入れた解析が要求される。
球対称性を仮定した2次元の場の理論を考察すると、この問題の解析が進められるという予想をもとに、2次元の古典解、半古典近似での粒子生成、反作用を取入れた模型での蒸発の終状態の予測など、基礎的な研究を行なった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.HOTTA,Y.SUZUKI,Y.TAMIYA,M.YOSHIMURA: "QUANTUM BACK REACTION IN INTEGRABLE COSMOLOGY" PHYS.REV.D48. 707 (1993)

  • [文献書誌] M.HOTTA,M.YOSHIMURA: "CLASSICAL AND QUANTUM ASPECTS OF DILATON FORCE IN TWO DIMENSIONS" PHYS.REV.D48. 4720 (1993)

  • [文献書誌] M.HOTTA,M.YOSHIMURA: "WORMHOLE AND HAWKING RADIATION" PROGR.THEOR.PHYS.91. 181 (1994)

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公開日: 1995-02-08   更新日: 2016-04-21  

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