研究概要 |
1)各種のジアリ-ルアセチレン類と単体硫黄及びセレンとの反応を詳細に検討し、本反応がテトラアリ-ルチオフェン及びセレノフェン(1__〜)の一般的合成法として有用であることを確立した。 2)上記の合成法を応用して、電子材料としての機能性が期待される化合物(2__〜)などを合成することに成功した。 3)嵩高い置換基を有するアセチレン類が単体硫黄と反応して、他の方法では合成困難な1,2ージチエット(3__〜)を収率よく与えることを明らかにした。 4)電子供与性の置換基によって活性化されたアセチレン類が、単体硫黄と温和な条件化に反応して、αージチオカルボニル化合物(4__〜)を与えることを明らかにした。 5)1,2ージチエットの酸化反応を利用して、αービススルフィン(5__〜)を合成することに初めて成功した。
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