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1991 年度 実績報告書

変成マンガン鉄鉱床の変成条件に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03640675
研究機関島根大学

研究代表者

赤坂 正秀  島根大学, 理学部, 助教授 (20202509)

研究分担者 高須 晃  島根大学, 理学部, 助教授 (00183848)
三宅 康幸  島根大学, 理学部, 助教授 (70200144)
キーワード鉄マンガン鉱床 / 熱水合成実験 / 変成鉱床 / マンガン鉱床 / 変成鉱物
研究概要

本年度は,最高で4kbまで圧力の発生する熱水合成装置を購入し,変成マンガン鉄鉱床から産出する変成鉱物を合成する予定であった.熱水合成装置の導入については本科学研究費が認められてから直ちに準備を行ったが製作過程でいくつかの設計変更・材料の変更を行ったため,装置の導入が1992年1月となった.この設計変更あるいは材料変更は,本実験が1ー2カ月という長期間を要するためにその間安定した高圧状態を維持するために必要であった.たとえばガスケットの形状・材料(UDIMET520)が従来のものではその変形によって4kdの高圧保持が不可能であることは判明したため,形状を変更し,材料を「インコネル625」に変更した.その結果,従来4kdの最高圧力では圧力保持の期間が短かったのが大幅に改善された.また,これまでに温度・圧力のキャリブレ-ション仰行っており,ほぼ満足のいく結果がえられている.以上述べた合成装置の性到に関する基本的実験とともに,Mnを含むパンペリ-石の組成となるように特級試薬を調整した出発物質をつくり,実験の準備が完了している.本研究で合成した試料は化学分析をはじめとしてさまざまな分光学的手法を用いて解析するが,本研究では特にメスバウア-分光学あるいは可視分光学を手法を用いる.そのためにスペクトル解析を行うが,今年度はそのための解析プログラムを行い,公表した.また,実験条件を決定するために,これまで研究してきた北海道常呂帯に加えて,山上変成岩について紅簾石および共生鉱物について詳細に検討し,現在公表準備中(「岩鉱」に投稿予定)である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 赤坂 正秀: "メスバウア-分光学の鉱物学への最近の応用状況ー特にケイ酸塩鉱物を例にしてー" 鉱物学雑誌. 21. 3-20 (1992)

  • [文献書誌] Ko Ikeda: "Crystalーfield spectroscopic study of Crーdoped mullite" American Mineralogist. 77. (1992)

  • [文献書誌] 鈴木 徳行: "隠岐島後中新世郡累層に見いだされた泥岩中の方沸石コンクリ-ション" 島根大学地質学研究報告. 10. 89-95 (1991)

  • [文献書誌] Masahide Akasaka: "Mineralogy of piemontiteーbearing schist in the Yamagami metamorphic rocks of northeastern Abukuma platean" 岩鉱.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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