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1991 年度 実績報告書

MUレ-ダ-を用いたスペ-スデブリの系統的探査

研究課題

研究課題/領域番号 03650052
研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 亨  京都大学, 工学部, 講師 (60162450)

研究分担者 木村 磐根  京都大学, 工学部, 教授 (00025884)
キーワードMUレ-ダ- / スペ-スデブリ / 宇宙環境 / 電波観測
研究概要

本研究は京都大学MUレ-ダ-を用いてデブリの観測を行い、国際計算機ネットワ-ク(internet)に接続した解析用コンピュ-タで処理した結果を外国の研究者と交換することにより、同一物体の多周波比較観測を行うことを目的としている。
本年度は、まず京都大学MUレ-ダ-(全国共同利用研究設備)を用いたスペ-スデブリ観測体制の整備を行った。スペ-スデブリ専用の観測割当時間を用い、信楽MU観測所(滋賀県)で取得されたデ-タを京都大学学内LAN(KUINS、既設)を通じて工学部に設置するワ-クステ-ション(本研究により購入)に実時間転送し、処理するためのネットワ-クの設定およびソフトウェアの開発を行い、その動作の検証を行った。
次に、デ-タ交換については、NASA Johnson Space Centerの研究者と協力し、internetを通じた試験的なデ-タ交換を開始した。これには、処理済みのデ-タより軌道要素の概略値を算出し、決定した軌道情報や散乱断面積とその時間変動等の情報をIP接続されたNASA JSCに転送し、先方に蓄積されているデ-タと比較する方法を取った。これまでに約180例の観測結果の交換を行い、このうち150例についてはUS SPACECOMカタログとの照合により物体の同定に成功した。現在これらの物体レ-ダ-散乱断面積の周波数依存性について理論値との比較検討を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Sato: "MU radar measurements of orbital debris" J.Spacecraft and Rockets. 28. 677-682 (1991)

  • [文献書誌] T.Sato: "RCS variations of space debris observed by the MU radar" Proc.Space Debris Workshop '91. 9-16 (1991)

  • [文献書誌] T.Sato: "MU radar observations of space debris" Proc.4th Int.Space Conf.Pacificーbasin Soc.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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