• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

マイクロマシニングによる超小型真空ポンプの開発

研究課題

研究課題/領域番号 03650220
研究機関岐阜工業高等専門学校

研究代表者

稲葉 成基  岐阜工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (30110183)

研究分担者 羽根 一博  名古屋大学, 工学部・電子機械工学科, 助教授 (50164893)
奥田 健一  岐阜工業高等専門学校, 電気工学科, 助手 (10214058)
キーワード光熱効果 / 液中振動 / 真空ポンプ / 水流ポンプ / レ-ザ
研究概要

半導体の超微細加工技術により、機械部品の製作・組み立てを行うマイクロマシニングは近年注目され、血液の微小流量制御などに使用され始めている。本研究の最終的な目的はマイクロマシニングで製作した部品を用い、超小型の全光学式の真空ポンプを開発することにある。
今年度は初年度であり以下のような研究を行い新たな知見を得た。
1.油回転ポンプの形態を有する真空ポンプを考えた場合、流体中において小形の板の振動がどの程度えられるかをまず確かめる必要があると考えられる。圧電素子の場合は液体中でも充分な振動がえられることはすでに確かめられているので、まず、光熱効果により液体中でも板が振動するかどうかを確認した。その結果、水中においても光熱中振動による共振現象が明確に生じるという新しい知見がえられた。光熱振動は空気中や真空中ではよく研究されているが液体中での実験は全くはじめてである。また、その共振周波数は液体の密度や粘性に依存するので、光学式の超小形の密度計あるいは粘性計などへの応用も考えられる。
2.液体中においても充分に光熱効果による振動が起きることが確かめられたので、光学式の水流ポンプの開発を実施し、弁の振動を確認している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Inaba: "Photothermal vibration for a membrane in water" J.Appl.Phys.71. (1992)

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi