研究課題/領域番号 |
03650341
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
濱崎 勝義 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (40143820)
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研究分担者 |
三宅 仁 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (10143819)
松田 甚一 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30029087)
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キーワード | SQUID磁束計 / ジョセフソン素子 / 生体磁元計測 |
研究概要 |
脳磁界の測定は生体磁気研究者にとって最も興味ある研究対象であり、SOUID磁束計を用いて実験室レベルでの測定がなされている。しかし、医師や生体磁気研究者にとって手軽に操作でき、再現性よく信頼しうるデ-タを得るのに十分なDCーSOUID磁束計システムは、米国等では数社が販売しているが、わが国の製品は全く無い。DCーSOUID磁束計用ゼョセフソン素子の作製は最新の薄膜技術・微細加工エプロセス技術をもってしても容易ではなく、低雑音、高利得(磁東ー電圧変換利得)で、サ-ジ耐性、熱サイクル耐性の良好なDCーSOUID用ジョセフソン素子を再現性よく得られていないことが原因の一つである。我々は、平成3年度の研究において、独創的な方法、すなわち制御された電界蒸発法によって、サブミクロン面積(〜0.2μm^2)のジョセフソン素子を開発し、0.2μm^2の接合の中には長さ〜7mm、径〜10mmのNb量子細線が100ー200本程形成されており、これまでに報告されていない新しい制製法であるとともに、その特性も優れたものであることを見いだした。この成界は、現在数編の論文を米国国際学会誌等に投稿予定である。
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