• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

磁束の収束・発散制御(磁気レンズ)の研究

研究課題

研究課題/領域番号 03650354
研究機関大分大学

研究代表者

榎園 正人  大分大学, 工学部, 助教授 (40136784)

研究分担者 戸高 孝  大分大学, 工学部, 助手 (50163994)
キーワード磁束収束 / 磁気レンズ / 境界要素法(BEM) / 磁界解析 / 強磁場
研究概要

直流磁界下での永久磁石や,交流磁界下での渦電流の利用による磁束収束現象の成果から,このような磁束収束や磁束制御法を発展させた素子あるいは装置として「磁気レンズ」の概念を確立するため,凸レンズ効果に着目した研究を行った。交流磁界下の磁束線を収束するための収束板の構造について検討を行ない,最大の収束比を得るための構造について基礎的知見を得た。その結果についての一部を平成3年度の応用磁気学会学術講演会にて公表した。
我々はこの磁束収束板を磁束収束用レンズ(磁気凸レンズ)と呼ぶことにした。この磁気凸レンズは超電導体で作製することによって、そのマイスナ-効果を利用することにより、直流磁界下における磁束収束を得ることも可能となる。
他方、このような現象を実用化するためには、磁界解析によるシミュレ-ションが最も効果的であるが、この種の解析は従来より非常の困難であったが、渦電流の流れ方を決定する電荷保存則にアンペアの同回積分の法則を付加した新しい境界要素法による磁界解析法を考案した。これにより種々の構造における磁束収束の様子が解析可能となった。
以上のことから本年度の得られた成果をまとめると次の様になる。
(1)磁気凸レンズの構造と磁束収束の様子を明らかにした。
(2)磁気凸レンズの磁界解析法を考案した。
次年度は永久磁石による直流磁界下の凸レンズの考案並びに磁気凹レンズ効果の検討を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 榎園 正人,横山 隆司,斉藤 晃: "磁気回路制御とその応用" 第15回日本応用磁気学会学術講演概要集. 15. 221 (1991)

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi