• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 実績報告書

地方性を考慮した住居のカビ・ダニ汚染の影響と対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03650475
研究機関郡山女子大学

研究代表者

菅原 文子  郡山女子大学, 家政学部, 教授 (50196705)

研究分担者 吉沢 晋  東京理科大学, 工学部, 教授 (20077176)
角野 猛  郡山女子大学, 家政学部, 助教授 (60128981)
諸岡 信久  郡山女子大学, 家政学部, 助教授 (20166458)
研究概要

本年度の研究目標としては、3戸の戸建て住宅の塵埃中のダニ、カビを1年間に亙って採取し、それぞれ1年間の消長を求めると共に、塵埃1g中のダニアレルゲン量、カビコロニー数の計測を行った。
1年間の消長については、カビコロニー数は各戸とも、畳、絨毯共に6月〜9月が多い傾向が顕著である。ダニアレルゲンについては、7月あるいは9月に最大値を示し、昨年度測定結果の9月の結果と一致する傾向をみせた。
ダニ、カビ共に温湿度の変化によって存在量が変化することは、昨年の2月、9月の比較においても明らかであったが、温湿度の低い冬期に両者とも値が小さく、夏期から、秋期に値が大きくなることがあきらかになった。
温度とカビコロニーとの相関をもとめたが、室内温度との関係では、殆ど相関は認められなかった。床面温度との関係では、やや相関が認められる。
湿度との関係では、室内相対湿度および断対湿度との関係は明らかではないが、床面断対湿度とはやや相関が認められる。
同じような温湿度条件で増殖するダニ、カビについてダニアレルゲン量、カビコロニー数との相関関係を試みたが、昨年の結果同様明らかな相関は認められなかった。
例数が少ないためと、戸建て住宅であるため、各戸の生活習慣、家族構成の違いから、1年間の消長では似たような結果を得ながら、夫々の結果の関係を求めた結果、認められるべき結果を得ることが出来なかった。
今年度は同一の測定を集合住宅で行い季節的消長、温湿度との相関等について両者の比較を行い、1戸建て住宅との比較を行う

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 菅原 文子: "建材上のカビの成長速度に与える温湿度の影響" 日本建築学会計画系論文報告集. N0441. 9-13 (1992)

  • [文献書誌] 菅原 文子: "建築材料上のカビ結露によるカビの増殖" 防菌防〓誌. VOL21NO1. 49-54 (1993)

  • [文献書誌] 菅原 文子: "アレルゲン防除と建築(住宅)設計" 空気清浄. 305号. 75-82 (1993)

  • [文献書誌] 菅原 文子: "床塵埃中のカビとダニアレルゲン量(第1報)" 日本建築学会計画系論文報告集No448に掲載予定. (1993)

URL: 

公開日: 1994-03-23   更新日: 2018-02-02  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi