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1991 年度 実績報告書

造園設計CADの構築・標準化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03660018
研究機関東京大学

研究代表者

斎藤 馨  東京大学, 農学部・(林), 助手 (70215531)

キーワード造園 / 設計 / CAD / デザイン / 景観 / 情報処理 / 景観シミュレ-ション / ビジュアライゼ-ション
研究概要

CAD(Computer Aided Desin)を用いた造園設計システムの構築・標準化を進めるため本年度は、事前調査および造園CAD機能の設計とシステム構築、運用試験を行い、以下の研究成果を得た。
1.造園CAD開発事例調査:造園設計機関におけるCAD開発、利用事例調査を行なった結果、不定形な植物材料の扱いがシステム化の障害になっており、普及に至っていない。
2.造園設計業務とCAD機能との比較検討:造園設計プロセスでは、デザインシミュレ-ションが重要であり、植物材料を含む予測手法がCADにリンクされる必要がある。
3.造園CADの機能・構成原理の解析・設計:造園材料のビジュアル化と、デザイン・景観評価知識の検索とがCADに反映される必要がある。
4.造園CADシステムの構築:ビジュアライゼ-ションと、知識ベ-ス検索、造園設計が同時に稼働できるCADシステムを構築した。植物材料の可視化は、パソコンでは速度的に無理であった。
5.運用試験:システム稼働試験の結果、当該システムは速度面に問題はあるが、機能的には実用的な造園設計CADシステムとなることが分かった。ビュジュアライゼ-ションについては、ワ-クステ-ションなど高速なコンピュ-タ-とネットワ-クで接続して処理速度を補完する事が実用化に不可欠であり、次年度の実用化試験には、ネットワ-クでの分散処理によってシステムを完成させる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 斎藤 馨: "造園計画における情報化" 造園雑誌. 55(2). 170-174 (1991)

  • [文献書誌] 斎藤 馨: "景観計画におけるコンピュ-タグラフィックスの応用" 日本コンピュ-タグラフィックス協会 論文コンテスト論文集. 7. 249-259 (1991)

  • [文献書誌] 斎藤 馨: "景観シミュレ-ションとその可視化" PIXEL. No.114. 169-177 (1992)

  • [文献書誌] 斎藤 馨: "景観情報処理に関する計画論的研究" 造園雑誌. 55(5). (1992)

  • [文献書誌] 本條 毅: "植物形状モデリングとその可視化による景観予測に関する考察" 造園雑誌. 55(5). (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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