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1991 年度 実績報告書

レジオネラに対するマウスマクロファ-ジの自然抵抗性を支配する遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 03670229
研究機関産業医科大学

研究代表者

吉田 真一  産業医科大学, 医学部, 助教授 (60128113)

キーワードレジオネラ / マクロファ-ジ / 自然抵抗性 / 遺伝子 / 細胞内寄生細菌 / マウス / リポポリサッカライド / インタ-フェロン・ガンマ
研究概要

Legionella pneumophilaは多くのマウス系統のマクロフア-ジ(Mp)内では増殖できないが、A/JマウスとLPS不応答性のC3H/HeJマウスのMp内では増殖できる。我々はまずL.pneumophilaのMp内増殖を許すA/Jと、増殖を許さないC57BL/6(B/6と略)の違いの遺伝支配を解析した。交配実験とRecombinant inbred strainsを使った解析の結果、抵抗性が優性で15番目の染色体上にある一遺伝子が支配していることを明かにし、その遺伝子をLgnー1と命名した。今年度はひきつづきLgnー1遺伝子座の位置を知るためにAXF1backcrossを用意し、約70匹のMpについてL.pneumophilaの増殖を許すかどうかタイピングを行った。現在それらのマウス遺伝子をとり、既知の遺伝子マ-カ-との連関をSouthern hybridizationにより調べている。またA/JとB/6のMpが本菌を貪食した際のphagosomeの形態の違いを電顕により見いだした。本研究課題の最終目標はLgnー1遺伝子産物を明らかにすることであるが、以上のように分子生物学的アプロ-チと形態からのアプロ-チにより成果を挙げつつある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shin-ichi Yoshida: "Association of Lps gene with natural resistance of mouse macrophages against Legionella pneumophilia" FEMS Microbiology Immunology. 89. 51-56 (1991)

  • [文献書誌] Hironobu Fujio: "Investigation of the role of macrophages and endogenous interferon-γ in natural resistance of mice against Legionella pneumophila infection" FEMS Microbiology Immunology. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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