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1991 年度 実績報告書

新たに開発した吸着剤に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670581
研究機関東京大学

研究代表者

三田 勲司  東京大学, 医科学研究所, 助手 (30190672)

キーワードPCー2 / 自己免疫疾患
研究概要

1.東京大学医科学研究所付属病院及び関連施設において、慢性関節リウマチ(RA)、重症筋無力症(MG)、天庖蒼(Pem)、ギラン・バレ-症候群(GB)、全身性エリテマト-デス(SLE)などの患者に対して新しく開発された免疫吸着剤PCー2による免疫吸着療法を施行した。いずれの場合も吸着剤PCー2に起因すると考えられた合併症及び副作用を認めず、安全に施行することができた。
2.これらの症例のうち、RAについては関節痛、腰痛の軽快、運動性の向上を認め、Pemについては上肢、顔面の発疹の軽快を認め、GBSについては上肢の運動が可能になる場合と、起立までが可能になる場合があった。SLEについては関節痛、筋痛の軽快をはじめとして全身状態の改善が認められた。しかし、MGについては慢性的な経過中に症状が固定化しており、しかも血中にAntiーAchRーAbが検出されずこの治療に抵抗的で著名な改善をみなかった。
3.SepharoseCLー4Bに対してアルキル鎖ー(CH_2)_6ーの架橋構造を付加したものがPCー2であるが、Sepharose以外の糖を材料とした場合に吸着剤として機能とする可能性があるが、種々の糖によるスクリ-ニングをおこなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三田 勲司: "Ligandを必要としない吸着剤(PCー2)に関する研究" 生体材料.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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