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1993 年度 実績報告書

バイスペシフィック抗体を用いた原発性および転好性肝癌の治療に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670648
研究機関福岡大学

研究代表者

神代 龍之介  福岡大学, 医学部・第2外科, 助教授 (50094769)

研究分担者 岡田 秀親  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30160683)
秀島 輝  福岡大学, 医学部・第2外科・, 講師 (00238312)
キーワードバイスペシフィック抗体 / CD3 / CEA / 細胞障害活性
研究概要

抗CEA抗体AB5C10の精製を行い,これと抗CD3抗体(OKT3)のBifunctional Antibody(BFA)を作成した。
得られたBFA(AB5C10*OKT3)はCEA産生型cell lineのKATOIIIを用いてFlowcytometry(FCM)でCEAとの反応性を検討した。その結果,ほぼ100%がpositiveでありAB5C10*OKT3のCEAとの反応性が確認した。
同様に末梢血単核球(PBMC)とAB5C10*OKT3との反応性をFCM検討した.その結果,約80%がpositiveでCD3との反応性が確認された.
次にKATOIIIをtarget cell,PBMCをeffector cellとして,AB5C10*OKT3の細胞障害活性増強効果を^<51>Crrelease assayを用いて行った.その結果,E/Tratioが100/1でcontrol群の%specific lysisが5.6%に対し,BFA添加群では15.3%と約3倍の細胞障害活性増強効果を認めた.また,effector cellにLAK cell(PBMCをIL-2存在下で72時間培養)を用いAB5C10*OKT3の細胞障害活性増強効果をみた結果,E/Tratioが12/1でcontrolに比べ55%の細胞障害活性増強効果を認めた.
AB5C10*OKT3の細胞障害活性増強効果におけるdose dependencyを検討した結果,0.1mug/mlで増強効果がみられた.
以上より,in vitroでのAB5C10*OKT3が細胞障害活性増強効果を誘導することがわかった.

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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