研究概要 |
本研究の目的は筋受容体(αおよびβの受容体)の変動を心移殖後の急性拒絶反応下で測定し、この方法の拒絶反応モニタリングとしての有用性を確立することにある。本年度はラットによる異所性心移殖実験を行った。膜腔内移殖モデルを用いて同系移殖群を異系移殖群を作成し経時的にその病理学的変化を観察し同時にその心筋膜分画を超遠心法で作成し結合実験で心筋受容体の測定を行った。 異系移殖群においては移殖後7,14,21日目に各々wild/cuoderate,severe rejectionを示し,そのβ受容体は7,14日ではupー regulationを21日ではdownーregulationを示した。これに対し同系移殖群では21日までupーregulationを示した。
|