研究課題/領域番号 |
03670695
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
渡辺 好博 山形大学, 医学部, 教授 (90018359)
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研究分担者 |
佐藤 隆司 山形大学, 医学部, 助手 (40240676)
須田 昭男 山形大学, 医学部, 講師 (80045715)
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キーワード | 偽被膜 / 抗腫瘍作用 / 免疫組織学 / スキッドマウス / 骨軟部腫瘍 |
研究概要 |
平成4年度では、DMBAにより実験的にマウス骨軟部組織に発生したMFHは、in vitroで継代培養が可能であること。継代培養しても核DNA量、プロイディ・パターン病理組織に変化がないこと。スキッドマウスやヌードマウスに移植された腫瘍には偽被膜が形成されることが分かった。 反省としては、DMBA投与のみではマウスに発生するMFHにバラつきが生じる。即ち発生しない場合もある。MFHを有するマウスの数を確保する目的でin vitroでMFHを継代培養し増殖させ、ヌードマウスに移植したり、より腫瘍拒絶反応の少ないスキッドマウスを用いることにした。しかし、マウスに比べヌードマウスやスキッドマウスでは偽被膜形が弱いので、骨髄移植等を考案している。 平成5年度には、DMBAにより実験的にマウス骨軟部組織に発生したMFHをスキッドマウス、ヌードマウスに移植し、偽被膜を形成することは証明できた。その腫瘍を移植したマウスを用い抗癌剤を腹腔内に投与した群と、非投与群に分け免疫組織化学的に腫瘍の縮小効果、及び偽被膜に与える影響を経時的に観察する。さらにスキッドマウスやヌードマウスにマウスの骨髄移植を行い、その偽被膜形成能の変化をみようと考えている。
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