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1993 年度 実績報告書

リアルタイムスペクトルアナライザを用いて視覚誘発電位による弱視患者の視機能評価

研究課題

研究課題/領域番号 03670840
研究機関産業医科大学

研究代表者

濱田 恒一  産業医科大学, 医学部, 講師 (20138077)

研究分担者 秋谷 忍  産業医科大学, 医学部, 教授 (10051286)
キーワード視覚誘発電位 / リアルタイムスペクトルアナライザ / 不同視弱視 / 時間周波数特性 / 高速フーリエ変換 / steady state VEP
研究概要

視覚誘発電位を用いた弱視患者の視機能評価のため、高時間周波数領域におけるsteady state VEPにつき高速フーリエ変換、逆フーリエ変換を用いた評価を試みているが、従来の方法では時間がかかり患児の検査が困難であった。今回、リアルタイムスペクトルアナライザーを用いることにより単位時間当たりのサンプリング量を増やすことにより、視覚誘発電位の波形サイズ(512-1024サンプル/秒)では、毎秒5-10回のスペクトラムプロットが可能になり、短時間での検査が可能になり、患児の検査が容易になると考えられる。平成5年度は、未治療の不同視弱視患者の時間周波数特性を検討した。空間周波数は、視覚誘発電位が最も大きくなるとされている視角10-20分のうち視角10分を用い、コントラストは、コントラスト感度が飽和した状態での検査を意図し、80%を用いた。4-10才の治療前の不同視患者15例につき、時間周波数10、12、14、16、20HzにつきVEPの振幅を高速フーリエ変換を用いて検討した。10Hzにおいて健眼視力0.3-0.6の弱視眼、視力0.2以下の弱視眼刺激によるVEPの振幅に有意の差が認められた。
リアルタイムスペクトルアナライザーを用いることにより単位時間当たりのサンプリング量を増やすことにより、短時間での検査が可能になり、患児の検査が容易であった。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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