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1991 年度 実績報告書

免疫異常を伴うMRL/lマウス歯周炎の組織化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670859
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

田中 昭男  大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (10121823)

研究分担者 和田 聖二  大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (90191824)
和唐 雅博  大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (20167216)
西川 哲成  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (70140209)
キーワード自己免疫 / 歯周組織 / 組織化学 / マウス
研究概要

辺縁性歯周炎の発症や進展にプラ-クが関与することはよく知られている。とくにプラ-ク中のグラム陰性桿菌の作用が大きいが,パラサイト側の因子だけでなく,ホスト側の因子も病変の進展に大きく関与する。したがって,自己免疫疾患をもっているヒトでは,組織の破壊が強くなることが予想される。実際にどのような病変がみられるかは明らかでない。辺縁性歯周炎に自己免疫疾患を併発している場合のモデルとして15〜20週齢のMRL/MPJーlpr/lprマウスを用いて歯周組織を病理組織学的,組織化学的および電顕的に観察した。歯肉溝上皮は数層の上皮細胞で,そして上皮下結合組織は密なコラ-ゲン線維で構成され,上皮細胞間隙には,ときに数個の好中球が認められた。強い酸性ホスファタ-ゼ活性が組織球にまれにみられることもあった。電顕的に歯肉溝上皮の細胞間隙はやや拡大し,細胞間隙にはマクロファ-ジや好中球が,そして上皮細胞内には空胞が認められた。炎症が強い場合では,上皮細胞間隙に好中球の浸潤が著しく,また,マクロファ-ジもみられた。マクロファ-ジには強い酸性ホスファタ-ゼ活性が認められた。電顕的には,歯肉溝上皮の空胞は数を増し,多くの細胞に空胞がみられ,上皮細胞間隙もさらに拡大し,脱顕粒を起こした好中球および強い酸性ホスファタ-ゼ活性をもつマクロファ-ジなどが認められた。歯周組織近くに血管炎がみられることがあり,それには好中球優勢型と単核球優勢型とがあった。後者では,Iak陽性細胞やL3/T4陽性細胞が比較的多く認められ,また,強い酸性ホスファタ-ゼ活性を示すマクロファ-ジも散見された。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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