• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1992 年度 研究成果報告書概要

in vivoにおける接着性コンポジットレジンの窩壁適合性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670890
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大槻 昌幸  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (30203847)

研究分担者 佐藤 暢昭  東京医科歯科大学, 助手 (80226000)
研究期間 (年度) 1991 – 1992
キーワードコンポジットレジン / 辺縁封鎖性 / 窩壁適合性 / in vivo / 辺縁微少漏洩 / thermocycling
研究概要

本研究は、新型の歯面処理材、接着材、接着性プライマーおよびボンディング材を用いてコンポジットレジンを充填した際の辺縁封鎖性ならびに窩壁適合性をin vitroおよびin vivoにおいて色素侵入試験によって評価し、より良き修復法を確立することを主眼として行われた。
窩洞形成されたヒト抜去小臼歯を市販の3種の接着性コンポジットレジン、すなわちPhoto Anter ior / Liner Bond System、PhotoClearfil / Photo Bond およびClearfil Fill/New Bondにて修復し、それらの辺縁封鎖性および窩壁適合性について検討した。その際、Photo Anter ior / Liner Bond Systemは最も少ない辺縁微少漏洩を評価する際に有効であった。
次いで、サルの歯牙を同じ3種のコンポジットレンジにて修復し、修復後7日および180日経過後、歯牙を取り出して辺縁封鎖状態および窩壁適合状態を調べた。その結果、Clearfil Photo to Anter ior / Liner BondSystemは短期、長期ともに他の材料に比べ良好な辺縁封鎖性および窩壁適合状態を示した。
以上より、in vivo、in vitroのどちらにおいても、ClearfilPhoto Anterior/Liner Bond Systemは他の材料に比ベ優れた辺縁封鎖性および窩壁適合性を示し、Clearfil Photo Anterior/Liner Bond Systemを構成する新型の歯面処理材、接着性プライマーが、修復物の辺縁封鎖性および窩壁適合性の向上に大きく寄与していることが明らかになった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大槻 昌幸,佐藤 暢昭,高津 寿夫,和田 裕康: "繰り返し荷重がコンポジットレジン修復の辺縁微少漏洩に及ぼす影響" 日本歯科保存学雑誌.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 大槻 昌幸,佐藤 暢昭,高津 寿夫,和田 裕康: "in vivo におけるコンポジットレジンの辺縁微少漏洩" 日本歯科保存学雑誌.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Otsuki,M., Satoh,M., Takatsu,T.and Hosoda,H.: "Marginal leakage of dental composite under repeated stress" Japan.J.Conserv.Dent.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Otsuki,M., Satoh,M., Takatsu,T.and Hosoda,H.: "Marginal leakage of dental composite in vivo" Japan.J.Conserv.Dent.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1994-03-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi