研究課題/領域番号 |
03670939
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
新垣 晋 新潟大学, 歯学部, 助教授 (30134943)
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研究分担者 |
大竹 克也 新潟大学, 歯学部, 助手 (20213754)
中島 民雄 新潟大学, 歯学部, 教授 (10014010)
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キーワード | ハムスタ- / 扁平上皮癌 / リンパ節転移 / 継代培養 / 株化 |
研究概要 |
リンパ節転移能を有するハムスタ-可移植性扁平上皮癌細胞の株化 ハムスタ-DMBA誘発舌扁平上皮癌を用いて,そのリンパ節転移腫瘍の頬のうへの同種移値をくり返すことによりリンパ節転移能を有する可移植制扁平上皮癌株がえられる。このリンパ節転移能を有する扁平上皮癌細胞の培養及び継代を行い更にその腫瘍細胞をハムスタ-頬のうに接種しリンパ節転移能を検索した。 頬のう接種には第7代の継代培養細胞を用い、継代移植後3週目に接種した。 細胞を接種したハムスタ-全例の頬のうに腫瘍の増植がみられ接種後6週から10週の間(平均9週)に顎下リンパ節転移が認められた。 頬のう腫瘍は殆んどが角化傾向の強い扁平上皮癌であったが転移リンパ節では約半数に角化傾向の少い低分化型扁平上皮癌が認められた。以上より培養株化された細胞系が高リンパ節転移能を有していることが確認された。
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