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1992 年度 実績報告書

学童期のスポーツ活動における顎態ならびに顎口腔機能に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670980
研究機関昭和大学

研究代表者

平出 隆俊  昭和大学, 歯学部, 助教授 (80129866)

研究分担者 小澤 浩之  昭和大学, 歯学部, 助手 (00224220)
斉藤 茂  昭和大学, 歯学部, 助手 (20195986)
柴田 恭典  昭和大学, 歯学部, 講師 (50138400)
キーワード学童期の咬合異常 / 学童期の顎機能異常 / スポーツ外傷 / 歯の健康に関するアンケート
研究概要

平成4年度は実施した「歯の健康に関するアンケート調査」の集計を行った。明治大学付属中・高等学校の男女学童、計4249名である。アンケート項目はI.歯やアゴの健康に関する質問、II.身体の健康に関する質問、III.歯や顔などへのケガや病気に関する質問、IV運動に関する日常生活の質問、V.矯正治療に対する質問、VI.その他など多岐にわたった。
アンケート集計の第一段階として顎顔面部の成長発育がほぼ終了したと考えられる高等学校3年次男子348名、女子166名、計514名について、1.咬合顎機能異常の発現状況、2.スポーツ外傷に関連する咬合顎機能異常の発現状況を調査した。その結果、(1)咬合or顎機能異常を訴えたもの男子54.9%、女子66.8%。中でも咬合+顎機能異常を訴えたものは、男子12.6%、女子25.9%であり異常の出現は男<女であった。(2)咬合異常の種類としては、叢生・出っ歯・八重歯の占める割合が男女ともに80〜90%であった。(3)顎機能異常の出現様相は、関節部雑音(男子54.6%)、顎節部雑音+顎機能異常(女子64.2%)で男女間に出現様相の差を認めた。(3)高校3年次までに歯・顎・顔面部に何んらかの外傷の既往を訴えたものは男子41.7%、女子32.5%であり訴えた外傷(スポーツによる)が関与してその後咬合顎機能異常の出現を生じたと考えられる訴えをしたものは男子64.6%、女子0%であった。このスポーツ外傷の種類としては、ラグビー25.0%、野球20.0、アイスホッケー・剣道・バレーボール・自転車各10.0%、テニス・バスケットボール・サッカー各5.6%であった。これらのことからスポーツ外傷が何んらかの咬合顎機能異常の発現に関与していることが伺われた。
平成5年度はさらに同校の学童を対象に顎機能調査として「咬合力の定量的調査」を実施する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 平出 隆俊: "学童期の咬合・顎機能異常の発現とスポーツ活動時の外傷との関係、ならびに矯正治療に対する意識度調査について" 日本矯正歯科学会雑誌 第51回日本矯正歯科学会大会抄録集. 148- (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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