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1993 年度 実績報告書

小児期における唾液腺機能発達と食生活環境の関連に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03670986
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

〓原 未代子  藤田保健衛生大学, 医学部・歯科口腔外科, 助教授 (40070940)

研究分担者 杉浦 直樹  藤田保健衛生大学, 医学部, 研究員
中村 美保  藤田保健衛生大学, 医学部, 医員
根来 道恵  藤田保健衛生大学, 医学部, 医員
木造 博貴  藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (20257629)
キーワード唾液分泌量 / 重量法 / フッ化物洗口法 / 食生活習慣 / 採唾管による分泌量測定
研究概要

本年度の研究は次の通りである。
1.唾液採取法の検討
安静時および刺激時の唾液分泌量の測定に関しては、小児期では重量法で行う以外に負担を与えず採取する方法がない。しかし、一般的に唾液採取法として用いられている重量法の妥当性を充分に検討されていない。このため、今後本研究をより効果的に進めるため、最終年度においてこの検討を行った。結果、採取者により変異があるため、術者間の変異、同一術者で行うことについて検討を加え、正確さを期待した。方法自体の検討には、近年行われているWeatherellらによるフッ化物洗口溶液法(フッ素濃度を指標とする唾液流量の簡易測定法)と重量法を同時に行い、両者の相関を調べた。結果、術者間の測定誤差についてはほとんどなかったが、術式の練習が必要であることが判った。また、2つ方法間の結果の相違については、相関係数は安静時0.3864、刺激時0.3928で、洗口法と重量法の間に有意水準0.05で相関が認められた。また、2つの方法各々の安静時、刺激時間の相関係数はフッ素法0.33631、重量法0.53200で、重量法の信頼性が確認できた。
2.唾液腺疾患と考えられる有病者については、唾液分泌量のスクリーニングが可能となったので、現在まだ症例数が少ないので結果が報告できないが、分泌量の少ないものに関して採唾管による唾液分泌量の測定を行いつつある。
3.食環境との関連性
すでに約180名近い調査、集計を終了しているので、早急に結果を検討する予定である。

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公開日: 1995-03-23   更新日: 2016-04-21  

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