研究課題/領域番号 |
03671085
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
近藤 久義 長崎大学, 医学部, 助手 (00170431)
|
研究分担者 |
奥村 寛 長崎大学, 医学部, 教授 (00073130)
井関 充及 長崎大学, 医学部, 助手 (50176252)
岸川 正大 長崎大学, 医学部, 助教授 (80112374)
三根 真理子 長崎大学, 医学部, 講師 (00108292)
森 弘行 長崎大学, 医学部, 助手 (30128227)
|
キーワード | 放射線 / 加齢 / 線形モデル / 時系列 / SAM |
研究概要 |
平成3年度中の研究経過と得られた知見および今後の研究の展開は次の通りである。 1.平成3年度中の研究経過 (1)老化促進モデルマウスであるSAMーP/1(平均寿命10ケ月程度)を本学動物実験センタ-でconventionalな条件下で、兄妹交配により雄が40匹になるまで繁殖させた。(平成3年12月末) (2)5週齢から10週齢の間1週間おきに、体重を測定するとともに眼下静脈より毛細管を用いて採血し、血清分離後、総コレステロ-ル、無機リン、アルブミン、血糖、GOT、GPTを測定した。10週齢に達した時点でマウス8匹ずつに0,2,3,4,5Gyの放射線を全身照射した。(平成4年1月1旬〜3月上旬) (3)10週齢以後は、2週間おきに体重測定と血清成分測定を続けている。(平成4年3月下旬〜) (4)各測定により得られた結果については、資料センタ-のコンピュ-タに入力を続けている。 2.平成3年度中に得られた知見 (1)眼下静脈より毛細管を用いて採血を行おうとする場合、麻酔が深過ぎると採血量が少なくなる。 (2)採血はすべてほぼ同じ時刻に行ったが、採血直前の餌の食べ具合などにより、同一個体でもバラツク。 3.今後の改善点と研究の展開 採血を行う前に一定時間餌を与えないようにするとともに、血清成分の測定を行う際には、始めに市販の標準血清を測定し測定装置の精度管理を行いながら、10ケ月齢または死亡まで体重測定と血清成分の測定を河い、当初の目的である放射線加齢の有無およびその数量化を試みる。
|