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1992 年度 実績報告書

光カードの輸血医学方面への利用についての試験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 03671113
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

遠山 博  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00008278)

研究分担者 人見 祐子  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (80181105)
松木 一雅  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (30159149)
池田 斉  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (00107616)
前田 平生  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (30134597)
キーワード光カード / リーダライター / 献血記録 / 血球数 / 血液型 / HLA / 血清生化学的所見
研究概要

本年度は成分献血の場において光カードを使用する検診システムを開発した。光カードとリーダライタにはオリンパス工業製のものを使用しマイクロコンピュータには日本電気製PC9801RXを接続した。ソフトウエアはオリンパス工業のライブラリを用いて開発した。以下にソフトウエアの仕様概略を述べる。
光カードをリーダライタに差し込むと最初に氏名、ID番号、生年月日、性別、血液型、住所、電話番号、HLA型といった献血の度に変わることのない比較的固定された情報が表示される。また自己血採血の場合には病院名などの情報も表示する。
この画面から次にこれまでの献血記録と検査結果(献血日、場所、献血種別、献血量、心電図所見、身長、体重、血圧、全血比重、血算、肝機能、総タンパク、アルブミン、BUN、総コレステロール)を表示する次の画面に移ることができる。ここでは表示は3種の方法から選択して表わせるようにした。第1は献血回数と各種検査項目を得点化して記号表示するもので簡単に全項目を一覧できるようにしたものである。第2は実際のデータを数字として表示するもので、もっと精度が高い。第3はグラフ化して表示するものである。あらかじめ血圧、肝機能、栄養状態、赤血球、白血球という項目で検査指標の組み合せを作成してあり、たとえば赤血球を選ぶと、ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球数、全血比重の組合せを表示する。また、その都度、境目を選択してグラフ化することもできるようにした。グラフは4カ月、1年、3年の3種類の時系列で表示可能である。
現実の献血データを光カードに入力してグラフ表示すると個人の検査記録がこれまで知りえなかった形で見ることができ、献血者の健康状態の把握に極めて有利と考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木 宏昌,宍倉 祐子,前田 平生,遠山 博: "HBワクチン接種のデータ管理における光カードの利用" 埼臨技会誌. 39. 126-128 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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