• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1991 年度 実績報告書

属性文法モデルによる統合的プログラミング環境の自動生成

研究課題

研究課題/領域番号 03680023
研究機関筑波大学

研究代表者

佐々 政孝  筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (20016182)

研究分担者 中田 育男  筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (70133022)
キーワード属性文法 / プログラミング環境 / 生成系 / ウィンドウ・システム
研究概要

プログラミングを全的な知的作業としてとらえるプログラミング環境の考え方が注目を浴びている.
本研究の考え方は,ソ-スプログラムあるいは構文木に対する属性文法を用いた生成系により,コンパイラ,インタプリタ,デバッガ等を形式的な仕様から生成し,かつそれらのモジュ-ルを使用する統合的なユ-ザ・インタフェ-ス自身も属性文法をベ-スとした仕様から作り出すものである.
平成3年度は,そのうち,次を実現した.
1.コンパイラのフロントエンド用1パス・コンパイラ生成系RieのGNU版フリ-・ソフトウェアの公開
2.言語指向エディタの核となるインクリメンタル構文解析器の作成
3.グラフィカル・ユ-ザ・インタフェ-ス部に対する属性文法を基とした記述法とそれによるグラフィカル・ユ-ザ・インタ-フェ-ス生成系のプロトタイプの作成
4.コンパイラの最適化器のプロトタイプの作成
これらにより,従来手書きで作成されていた言語処理系の各フェ-ズを属性文法という単一の枠組みで扱えることが確かめられた.また,現在では作成ステップが長大になると言われているウインドウ環境も属性文法を基とした簡潔な記述から生成することができた.
これまで作成したツ-ル群は,研究のアイディアを確認するためのプロトタイプのものが多いので,これをより実用規模のものにすることが今後の課題である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 林 謙一: "属性文法に基づく記述によるGUI生成系" 日本ソフトウェア科学会大会論文集. 8. 417-420 (1991)

  • [文献書誌] 荻原 一隆: "インクリメンタルなLR構文解析" 日本ソフトウェア科学会大会論文集. 8. 389-392 (1991)

  • [文献書誌] 宮田 泰宏: "属性文法記述によるコンパイラ最適化器の生成" 情報処理学会全国大会論文集. 44. 5-131-5-132 (1992)

  • [文献書誌] 佐々 政孝: "1パス型属性文法に基づくコンパイラ生成系Rie"

URL: 

公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi