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1991 年度 実績報告書

主観的心拍数の運動処方への応用の可否に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03680107
研究機関富山大学

研究代表者

山地 啓司  富山大学, 教育学部, 教授 (50012571)

研究分担者 金子 龍一  国立富山商船高等専門学校, 助教授 (40214473)
老月 敏彦  富山大学, 教育学部附属小学校, 教諭
キーワードトレッドミルランニング / Perceived HR / ECG HR / Indicated HR / RPE
研究概要

すでに我々はperceived HR(主観的心拍数)が運動強度の指標として有効であることを公表してきた。その後、運動強度の相違にみられるperceived HRの変動性やperceived HRトレ-ニングによるperceived HRの改善に関する一連の研究を行ってきた。本研究は、さらに一歩進めて小〜高校生の学校授業にperceived HRの応用が可能か否かを研究することを目的とした。
被検者20名は心拍モニタ-を用いてperceive HRを実際の心拍数(ECG HR)に近ずけるトレ-ニングを10週間行った。そのトレ-ニング前後にperceived HRとECG HR,Indicated HRとECG HRとの関係を測定した。その結果、小学生(12歳)においてのみperceived HRトレ-ニング後のperceived HRーECG HR,indicated HRーECG HRの関係に改善が認められた。これは,12歳児ではトレ-ニング前のperceived HRーECG HR,indicated HRーECG HR間の誤差が大きかったことによる。perceived HRトレ-ニングを行っても実際のHRに近ずけるには限界があり,その限界の誤差は±10拍/分内に存在すると結論づけられよう。したがって,perceived HRトレ-ニングを実施することによって,学校教育の場でもperceived HRを応用することが可能と考えられる。その際,RPEの併用によって,perceived HRの精度を高めることが可能と推察される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山地 啓司,老月 敏彦,金子 龍一,橋爪 和夫: "Perceived HRトレ-ニングのトレッドミル走におけるPerceived HRーECG HR直線,Indecated HRーECG HR直線に与える影響" 富山大学教育学部附属実践研究指導センタ-紀要. 9. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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