研究分担者 |
山脇 恭二 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (40200852)
近藤 真庸 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (90178426)
鈴木 壮 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (00115411)
原田 憲一 岐阜大学, 教育学部, 助教授 (70115418)
渡辺 義行 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10075864)
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研究概要 |
本年度は、昨年度整理したEDMARSの保健体育文献データベース(1980年〜1990年)に基にして、12の研究分野別に検索作業を繰り返し、各研究分野ごとの用語(索引語)の出現頻度と出現率について検討した。なおこれまでに整理したデータベースの中で、わが国の主な保健体育学関係雑誌の目録については昨年印刷物として報告した。 12の研究分野の中で、最も文献件数が多かったのは体育科教育学(2298,36.7%)であり、次いで比較的多かったのは保健(1588,25.3%)、運動生理学(1228,19.6%)、体育社会学(1051,16.8%)、体育方法(648,10.3%)となっていた。一方、比較的少なかった分野は測定評価(241,3.8%)、体育原理(284,4.5%)、体育史(285,4.5%)であった。 研究分野ごとに出現頻度が上位にある用語(索引語)を3つ抽出すると、体育原理(身体、学力、運動文化)、体育史(戦後、近代、幕末期)、体育社会学(スポーツ、体力、遊び)、体育心理学(運動学習、カウンセリング、イメージ)、運動生理学(体力、トレーニング、呼吸循環機能)、バイオメカニクス(技術、剣道、柔道)、体育経営管理(施設、スポーツクラブ、運動環境)、発育発達(体力、幼児、児童)、測定評価(体力、評価、体格)、体育方法(技術、武道、球枝)、保健(学校保健、健康教育、養護教諭)、体育科教育学(学習指導、授業研究、授業改善)となり、これらの用語から各研究分野で集中している研究内容の特徴が推測できた。また、今回使用した保健体育学用シソーラスに基づいて研究動向の分析が可能であることが確認できた。なお、本研究の分析結果については別に報告書としてまとめた。今後はこれらの用語間の関係から、保健体育における研究内容の相互関係についての分析を行っていきたい。
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