平成5年度は当研究、最終年度であったことから、あけぼの衛星を例に、観測リストを印さつ、配布した。リストには、衛星の低温情報も加え、観測状況が一見して判かる様にグラフ化しプロットした。 本研究でスタディーした事柄は、発展的に「あけぼの衛星観測データベース」に引き継がれ、本年度衛星観測検索データベースが、宇宙科学研究所の計算機システム上に作成が開始されている。 れは観測モードも含めて、本研究が目ざしたものである。 又、一方、このリストをベースに他の衛星あるいは地上観測所との協同研究も開始した。DMSP衛星、フレヤ衛星、あるいはカナダの地上局、そして台湾やブラジルと言った赤道域の観測局のデータとの比較も、研究代表者が具体的な仕事をするといった態勢でスタートした。 今後はこれらとの協同研究を進める一方、リストのさらなる印さつ配布あるいは検索データベースのネットワーク対応化など、宇宙科学研究所の特別経費を要求しつつ使い勝手の良いものにしていきたい。
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