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1993 年度 研究成果報告書概要

米の品質判定用ニューロチップの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03806038
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業機械
研究機関筑波大学

研究代表者

佐竹 隆顕  筑波大学, 農林工学系, 講師 (00170712)

研究期間 (年度) 1991 – 1993
キーワードニューラルネットワーク / BP学習 / 玄米の品質判定 / 玄米の光学特性 / ニューロプロセッサ
研究概要

玄米の品質判定機に搭載するニューロプロセッサ開発の端緒として,透過率,分光比といった光学特性値を基に,玄米を整粒,未熟粒,被害粒,死米,着色粒など5つの代表的な外観品質区分に分類するニューラルネットワークによる品質判定シミュレーションを行うとともに,プロセッサ用のBPネットワークプログラムを新規に開発した。本研究により得られた主な知見は以下の通りである。
1.玄米の外観品質判定を目的とした階層型ニューラルネットにおいては,中間ユニット数を各品質区分に対応する出力ユニット数以上に設定することで,人間の目視による品質判定に近い判定を行い得る可能性を認めた。
2.BPネットワークによる玄米の外観品質判定においては,ほぼ1万ないし2万回以上の学習を行うことにより,目視判定に近い判定を行い得る可能性を認めた。
3.玄米の外観品質判定の学習を行ったニューラルネットは,学習していない光学特性のパターンやノイズの混在した同パターン等の呈示に対し,該当するパターンを想起して対応する品質判定パターンを出力する汎化機能をもつことが検証された。
4.ニューロプロセッサ用のBPネットワークプログラムを新規に開発するとともに,同プログラムによるシミュレーションを実施しその有効性を確認した。また,同BPネットワークプログラムのアッセンブラによる機械語に変換する準備を進めた。平成5年度はROMライターによるチップへの書き込みまでには至らなかったが,来年度以降も研究は継続して行い,当初の計画を達成する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 佐竹隆顕: "米の品質判定用ニューロプロセッサの開発に関する研究(第1報)" 農業機械学会誌. 54. 67-75 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 佐竹隆顕: "画像処理産業応用総覧(下巻)" (株)フジ・テクノシステム, 6 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] T.Satake: "Study on the Development of Neuro-Processor for the Quality Evaluation of Brown Rice (Part 1)." Journal of the Japanese Society of Agricultural Machinery. 54. 67-75 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] T.Satake: "Handbook for Industry Application of the Picture Processing (Volume 2)" Fuji・Techno-system. 6 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1995-03-27  

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