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1992 年度 実績報告書

PCR法を用いたHTLV-I母児感染の機序および疫学に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03807016
研究機関琉球大学

研究代表者

武居 洋  琉球大学, 医学部, 教授 (70039501)

研究分担者 中島 裕美子  琉球大学, 遺伝子実験施設, 助手 (70244340)
東 政弘  琉球大学, 医学部, 助教授 (60101474)
キーワード母児感染 / Provirus copy数 / Western blot法 / IgM抗体 / 子宮内産道感染
研究概要

1.昨年度の研究によりHTLV-I母児感染における母乳ルートの感染成立における関係する因子として、キャリア母のProvirus copy数の多寡が重要であることを問題視した。このProvirus copy数の測定法を従来の半定量法から正確な定量法へと改良を加え測定したところ、HTLV-I母乳感染では母のProvirus copy数の多寡がその児のキャリア化と相関していることがより明確となった。
2.他方Western blot法によりIgM抗体の解析を行なった結果、
1)HTLV-Iキャリア母63例におけるIgM抗体陽性率は28.6%であった
2)HTLV-Iキャリア母のIgM抗体陽性例は高い抗体価を有する傾向がみられた。
3)HTLV-Iキャリア母のIgM抗体と児のキャリア化との相関性はみられなかった。
3.母乳感染以外の子宮内、産道感染については未だ確定的なことは言えない。今後の問題点として残される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 前濱 俊之: "沖縄におけるHTLV-Iキャリア妊婦の実態とWest-ern blot法によるIgM抗体の解析および児のキャリア化について" 琉球医学会誌. 12. 262-269 (1992)

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公開日: 1994-03-23   更新日: 2016-04-21  

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