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1991 年度 実績報告書

経皮的門脈大静脈系シャント術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 03807065
研究機関神戸大学

研究代表者

廣田 省三  神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (20181216)

研究分担者 長江 利幸  神戸大学, 医学部附属病院, 助手 (20227987)
藤井 正彦  神戸大学, 医学部, 助手 (00228959)
佐古 正雄  神戸大学, 医学部附属病院, 助教授 (60030970)
河野 通雄  神戸大学, 医学部, 教授 (60030938)
キーワード門脈大静脈シャント / 金属ステント / 超音波穿刺 / 経皮的シャント造設
研究概要

本年度は、より確実で安全な穿刺法を確立すべく超音波ガイド下経皮経肝的に門脈と肝静脈を同時に穿刺する方法(以下US法)と従来のRoss針を用いた経頚静脈的穿刺法(以下Ross針法)との比較検討を実験的に行った。
方法: 雑種成犬(10ー12kg)6頭を用いた。US法は超音波下で、肝内の門脈と肝静脈が同時にみられる断層面で穿刺プロ-ブを用いて穿刺した。Ross針法は頚静脈より下大静脈に9Fイントロデュ-サ-を進め、前方の肝内門脈を穿刺した。
結果:平均穿刺回数はRoss針法で5.5回、US法で2回とUS法の穿刺回数が少なかった。成功率はRoss針法では50%(1/2)、US法では100%(4/4)であった。合併症はRoss針法では後腹膜出血、腹腔内出血がみられたが、US法では1頭にも重篤な合併症はみられなかった。
まとめ:本方法はわが国では普及している超音波穿刺の技術を用いたもので、穿刺に伴う合併症の少ない安全な方法であることが実験的に確認され、経皮的肝内門脈肝静脈ステントシャント形成術の新しい技術として応用されるべきものであると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 廣田 省三,藤田 善弘,佐古 正雄,杉本 幸司,他: "経皮的門脈肝静脈シャント形成術の穿刺法に関する実験的研究" 日本医学放射線学会誌ー.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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